採用情報

渡辺 真由の写真

照明でつくる、自分らしい演出でアピール

テクニカルプロデュース部門

渡辺 真由

裏方として、好きな演劇を支えていきたい

入社の経緯は?

私は専門学校で舞台照明を学んでいました。その専門学校専用の求人サイトがあり、そこでシアターワークショップを見つけて応募したのがきっかけです。

– 劇場や演劇にはもともと興味があったのですか?

高校生の頃に演劇を観て好きになりました。進路を決める時期になり、自分の好きなことを仕事にしたいと思って専門学校へ。文化祭などでもそうだったのですが、私の性格上、表に出るより裏方として動くほうが合っていました。進路面談を重ね、自分でも調べていくうちに舞台演出のおもしろさを知り、やってみたいと気持ちが固まっていきました。

ただ、そうして進学した専門学校の卒業制作発表の時期に、社会的にコロナウィルス感染症のことがあり、中止になってしまったのは残念でした。

figure-01@2x

 

光を自在に操る演出の仕事。
光でイベントを盛り上げる工夫を

– 現在の担当は?

テクニカルプロデュース部門に所属し、照明の仕事をしています。劇場やホールでスポットライトやバックライト等、照明機材を駆使して、光による演出を行います。横浜に弊社が運営受託をしている横浜市役所アトリウムと、ビエラスタジオ蒔田という多目的ホールがあり、基本的に私はその二つの施設を担当しています。そこで催されるイベントに携わるのがメイン業務です。それ以外にも、たまに舞台技術のヘルプとして他施設に出向くことがあります。

– 横浜市役所アトリウムではどのような催事があるのですか?

横浜市の主催または共催・後援のイベントになります。具体的には講演会やトークイベント、表彰式などが多いです。そのほかにも、横浜はスポーツチームが多いので、それに関するイベントがあったりします。昇降式のステージがあり、それを利用したクラシックコンサートなども行われます。クリスマスやハロウィンといった自主イベントのときは、市役所の担当の方と一緒に、親子で楽しめる仕掛けづくりを考えることも。自分なりに考えたり工夫をして、新年のモチーフやハロウィンのおばけの形にアルミの板をくり抜いて専用の照明器具に入れて影絵のように投影したり、照明でイベントを盛り上げています。

figure-02@2x

 

周りを広く見て動けるようにしながら、
自分自身も一回り成長できるように

– 仕事で苦労する点、やりがいを感じる点は?

チーム内に同年代の方がいなかったのもあって、仕事を人に割り振るのが難しかったです。現場の設営は照明の作業が一番最初に行われることが多いのですが、自分の照明の設営が終わったら、それ以外の映像や音響のスタッフとも連携をしてお互いに手伝ったり、会場設営の立ち合いをすることもあります。チーム内で役割を割り振って、任せるところは任せなければならないのですが、自分が一番の若手ということもあって……。でも、最近は後輩もできて、一緒にやっています。周りを広く見てもっと動けるようになれば、自分自身さらに成長できると思います。

やりがいは、やはりイベントが滞りなくスムーズに終了できたときに感じますね。イベント自体が成功することもそうですし、主催の方と流れを確認しながら無事にイベントを進行できると、自分自身も成長できているかなと思えてうれしいです。

横浜市役所アトリウムは3階分くらいの、高さが約20mほどの吹き抜けになっており、晴れた日はガラス張りの天井や壁から自然光が注ぐ開放的な空間です。学生時代は屋内を想定した照明を勉強していたので、外光の影響がある環境は初めての経験です。充分外光だけでも明るいので、普段の日中の催事利用では、あまり派手な照明演出はしません。その分、クリスマスやハロウィンのようなイベントのときは、演出を頑張りたい。先ほど話した影絵のような細工や、ステージ上で行われるダンスに合わせて照明の色を変えるなど、「照明を使ってこんな演出ができるんですよ!」というアピールを心がけています。

ベテランの先輩方の力も借りながら
最新技術の習得が目標

– 入社して約4年。入社前と後でイメージは変わりましたか?

専門学校にいるときから、照明の技術だけではなくイベントに関する全般の知識をつけたいと思っていましたし、それをできるのがシアターワークショップだと思って入社しました。結果的には、想像していたよりもさらに広範囲の仕事に携わっていますが、むしろそこを楽しんでいます。

– 今後、チャレンジしていきたいことは?

最新の技術を身に着けていくことです。たとえば、コンサート会場でよく使われる、人の動きや音に合わせて光を動かすことができるムービング機材はまだ使ったことがありません。自分が担当している施設以外の現場にも参加できる機会があるので、まずは仕組みから勉強していきたいです。テクニカルプロデュース部門にはベテランの先輩方がたくさんいて、聞くとなんでも答えてくれます。わからないことはすぐ聞けるのも心強いです。

 

– ところで、休日の過ごし方は?

アイドル好きで、J-POPからK-POPまでいろいろ聴きます。推しのライブパフォーマンス動画を観ていると、すぐ時間が経ってしまいますね(笑) ライブの現場にはそこまで行けていないけれど、希望休が取りやすい環境なので、もっと今後は参加したいです。

渡辺 真由の写真

渡辺 真由

テクニカルプロデュース部門

2020年入社。日本工学院専門学校 クリエイターズカレッジ 演劇スタッフ科 舞台照明専攻卒。新卒採用で入社し、テクニカルプロデュース部門に所属。横浜エリアにある横浜市役所アトリウムとビエラスタジオ蒔田の2施設を担当し、常駐の技術管理運営スタッフとして現場に立つほか、シアターワークショップが関わる他施設のイベントにもテクニカルスタッフとして駆け付け、主に照明分野を担当している。