周りを広く見て動けるようにしながら、
自分自身も一回り成長できるように
– 仕事で苦労する点、やりがいを感じる点は?
チーム内に同年代の方がいなかったのもあって、仕事を人に割り振るのが難しかったです。現場の設営は照明の作業が一番最初に行われることが多いのですが、自分の照明の設営が終わったら、それ以外の映像や音響のスタッフとも連携をしてお互いに手伝ったり、会場設営の立ち合いをすることもあります。チーム内で役割を割り振って、任せるところは任せなければならないのですが、自分が一番の若手ということもあって……。でも、最近は後輩もできて、一緒にやっています。周りを広く見てもっと動けるようになれば、自分自身さらに成長できると思います。
やりがいは、やはりイベントが滞りなくスムーズに終了できたときに感じますね。イベント自体が成功することもそうですし、主催の方と流れを確認しながら無事にイベントを進行できると、自分自身も成長できているかなと思えてうれしいです。
横浜市役所アトリウムは3階分くらいの、高さが約20mほどの吹き抜けになっており、晴れた日はガラス張りの天井や壁から自然光が注ぐ開放的な空間です。学生時代は屋内を想定した照明を勉強していたので、外光の影響がある環境は初めての経験です。充分外光だけでも明るいので、普段の日中の催事利用では、あまり派手な照明演出はしません。その分、クリスマスやハロウィンのようなイベントのときは、演出を頑張りたい。先ほど話した影絵のような細工や、ステージ上で行われるダンスに合わせて照明の色を変えるなど、「照明を使ってこんな演出ができるんですよ!」というアピールを心がけています。