採用情報
劇場プロデュース部門 チーフ
– 入社の経緯は?
入社は2015年の4月です。2014年からアルバイトで入り、その後新卒で入社しました。はじめは、どうやってこれから皆さんについていこう、という感じでした。
– 学生時代は?
昭和音楽大学アートマネジメントコース出身です。文化政策や制作などの芸術活動を支援する方法論などを学び、インターンにも力を入れていました。他にも、授業を通していろいろな現場に行ったり、劇場でアルバイトをしたりもしていました。そもそも音楽高校で、プレイヤーを目指して、サクソフォンを吹いていたんです。地元のいろいろなホールで演奏させていただく機会があったのですが、スタッフの方々はどうしてこんな心地いい空間で吹かせてくれるんだろうという感動があり、裏方の仕事に興味持ち、昭和音大に進みました。
現在は劇場コンサルティングの部門で運営計画(ソフト)を担当していますが、入社してまもなく配属されたのは、施設運営行う部門でした。まずは二ヶ月間、研修を含めて行ってきて、とても楽しく過ごさせてもらいました。研修が終わると同時に、新宿にあるイベントホールのLUMINE0(ルミネゼロ)の立ち上げに携わることになり、約一年半、ホールの現場でお仕事をさせていただいて、現在のコンサルティングを行う劇場プロデュース部門に異動になりました。
運営プロデュース部門では毎日いろんな人に会うんです。ホールを利用される方だけでなく、イベントに来られるお客様とも関わる機会が多くて。コミュニケーション能力も高まったと思いますし、コンサルティングでも活かせる経験ができたと思います。劇場コンサルティングは、生み出す仕事だと思っていますが、施設運営は育てる仕事でした。生む人から育てる人へ、また育てる人から生む人へ、というキャッチボールのしやすさは、弊社ならではだと思います。
– 劇場プロデュース部門と運営プロデュース部門は違う?
違うと思います。施設運営の現場ではそのホールの人間として動くので。弊社の名前は表には出にくいですよね。ただ、社内に劇場コンサルティングの専門部署があるのは、すごく心強かったですね。同じ会社ですから、何か課題が出てくるとすぐに相談ができますし、現場にも来てもらえるという関係性です。テクニカル的な部分を含めて、すぐに聞けるのは頼もしく感じました。
運営プロデュース部門にいたときに感じたことは、サービスには限界が無いことでした。ただ、どなたにも同じだけ良い品質のサービスを届けたいという想いがあり、どう整理して皆さんに届けるかを学んだように思います。
劇場コンサルティングでの目標は運営プロデュース部門にいた時と一緒で、お客様の笑顔です。直接お客様と接するホールスタッフとは異なりますが、施設や運営にまつわる法律やロジカルなことを勉強しながら、その先にいるお客様のことを考えてやっていきたいです。
– お客様というのは?
そのホールを利用される方もそうですし、舞台でパフォーマンスする方もお客様ですし、もちろん観客の方もお客様ですし。会社としては建物のオーナーもお客様で、いろんなお客様がいらっしゃいます。皆さんがハッピーになること理想ですので、そのための潤滑油になれたらいいなと思います。
– 現在はどういうチーム編成ですか?
劇場プロデュース部門は、建築のハード面を専門とするスタッフと、運営計画などソフト面を担当するスタッフが一緒になってひとつの案件に取り組んでいます。過去に劇場で勤務されていた方など、様々な経験を経て、ここにいる人ばかりです。先輩たちの立ち居振舞いや業務の進め方を見て、日々勉強させてもらっています。
私は鹿児島県出身なのですが、地元にオープンするホールも担当していて、この先も残っていく地元の資産に携わることができて、すごく嬉しいです。やはり地元の方々が使っていくものなので、地元の方々の意見が反映された地元の方々のためのホールになるといいと思います。
私たちは、皆さんの意見を聞いたり整理する役割だと思っていて、それを担うということは皆さん以上にその地域のことを知っておくべき立場だと思っています。ですが、やっぱり地元の方々に教えてもらうことはたくさんあって、今回も私の知らない鹿児島を知る機会になりました。コンサルの寂しいところではあるのですが、私たちは劇場の専門家ではありますが、地元の方々にしてみれば、ある種“よそ者”です。その中でどれだけ仲間に加えていただけるかが大事だなあと改めて思いました。
– 休日の過ごし方は?
すごく出不精なのであまり外に出ないのですが…この会社では月並みなのですが趣味は観劇で、お芝居だけではなくバンドとかクラシックのコンサートを聴きに行ったりします。連れ出してもらわない限り行かないのですが、最近、夫に連れられてキャンプに行っています。夫とは下北沢のスズナリという劇場で出会ったのですが、劇場というのは、本来なら出会うはずのない人に出会える場所なんだというオチになりますね(笑)
東 芙美佳