香川県立アリーナ あなぶきアリーナ香川は、SANAA 設計による特徴的な大屋根を備えた施設で、中四国エリア最大規模のアリーナとして計画された。施設構成は最大収容人数10,000人のメインアリーナ、サブアリーナ、武道施設などで構成され、共用部の一部は利用がない日には自由に入ることができる。
弊社は、主に催事利用時の演出機能の面におけるアリーナ部分の使い勝手についてコンサルティングを行った。劇場とは異なりアリーナではチェーンモーターを用いてトラスを吊り上げる方式が主流であり、その作業のしやすさは天井側の吊り点の計画が大きく影響する。そのため等間隔な吊り点の配置や、アクセス用のキャットウォーク、ピンスポットエリアの位置などの提言を行ったほか、舞台設営を行っている業者へのヒアリングを通じ、エンドステージ、センターステージの想定ごとに利用頻度が高い吊り点の位置を確認するなど、精度を高めた。また、エンドステージ利用時の背景幕を常設設備とした。
施工段階に入ってから、LEDのセンタービジョンやリボンビジョンといった映像設備が追加されることになった。センタービジョンは計画していた吊り点を利用する ことで、設置に対応することができた。