札幌市中心部の再開発事業である「さっぽろ創世スクエア」は、放送局とオフィスが入居する高層棟と、札幌市の施設である札幌市民交流プラザがある低層棟で構成され、地下には駐車場と地域冷暖房システムが設置されている。札幌市民交流プラザは 札幌文化芸術劇場 hitaru、札幌文化芸術交流センター SCARTS、札幌市図書・情報館の3つの複合施設となっている。
札幌文化芸術劇場 hitaru は客席 2,302席で、本格的なオペラ、バレエ、大型ミュージカルの上演が想定されており、上手、下手、奥にそれぞれ主舞台相当の床面積を有する多面舞台となっている。また、音響反射板は、他の吊物設備の邪魔にならない主舞台後部に収納されている。そして、プロセニアム周りはポップス系のコンサートなどでの持ち込みスピーカーにも配慮している。
448㎡のクリエイティブスタジオには175席の移動観覧席が設置されており、天井のグリッドや舞台照明、舞台音響は演劇やコンサート、セミナーなどの会場としても利用できるように配慮している。