ふじみ野ステラ・ウェストは、市内の東西にある 2 つの公民館などを文化施設として再整備するプロジェクトにおいて、西側に位置する旧大井中央公民館、及び、旧大井図書館の建て替え施設として整備された。現在もプロジェクトは続いており、東側の旧勤労福祉センターをステラ・イーストホール棟として建て替え整備を行っている。
弊社はホールの適正配置検討から始まり、基本構想・計画・管理運営計画策定、DBO(Design-Build-Operate)方式の事業者選定支援、その後のモニタリング業務、指定管理者選定支援など、各フェーズに携わってきた。
施設整備においては、2 施設の役割分担に留意した。ステラ・ウェストは市民からプロまで本格的な舞台芸術を振興する場、また生涯学習の拠点として人が「集まる」場として位置づけ、それに対してステラ・イーストは文化をまちなかに「拡げる」場として位置づけた。また、2 施設は敷地条件や規模、仕様が異なるものの、いずれも市民の発表が問題なくできる場とした。
ステラ・ウェストにはホールのほかに、生涯学習活動向けの諸室や、図書館が複合されている。ホールで催事がない際には、ホワイエを共用部として利用可能な設えとするなど、限られた敷地の中でも日常的に市民が憩える工夫が随所になされている。