流山おおたかの森駅の北口に隣接する市有地のPPPによる開発プロジェクトであり、「等価交換方式+定期借地権方式」により、流山市がホールを含めた公共施設を取得する計画である。スターツコーポレーション株式会社を代表企業とする共同企業体が選定され、公共施設に隣接し、民間施設としてホテルが整備されている。
弊社は流山市より事業設計アドバイザリー業務を受託し、民間が整備する公共施設が適正であるかを確認するため、実施設計段階での設計の見直し、建設費の金額精査、および公共施設評価委員会の開催支援等を行った。
駅からペデストリアンデッキを介してつながる公共施設棟スターツおおたかの森ホールは、多目的ホール、リハーサル室、スタジオ、会議室等から構成される文化施設である。
ホールは、総客席数が506席で、移動観覧席を備えており、平土間形式に転換することができる。さらに、客席後方のスライディングウォールを開くことで、ホワイエとの一体利用も可能である。そのため、市民の実演芸術の発表の場としての利用はもちろん、展示等、より幅広い利用が可能となっている。