ところざわサクラタウンは株式会社 KADOKAWA が埼玉県所沢市にオープンしたポップカルチャー発信拠点となる大型文化複合施設で、ミュージアム、ホール、ホテル、レストラン、書店、オフィス、神社等で構成され、クールジャパンの聖地を目指している。
弊社は、映像システムを担当するソニーPCLの協力企業として、2つのホールの劇場コンサルティングを担当した。ホール棟はジャパンパビリオンと名付けられており、スタンディングで1,800人、着席で650人収容の HALL A と、207席を有する HALL Bの未来型ハイテクホールが設置されている。HALL Aは、音楽ライブを主目的とし、eスポーツや2.5次元ミュージカルの上演も想定しており、客席後方に段差を付けることで、観やすさに配慮している。舞台後方には巨大なスクリーンが設置されており、映画やアニメの大規模な上映会や、映像を活かしたステージ演目にも対応できる。HALL B は、映画上映を主目的としており、DCP対応の高機能プロジェクターや、サラウンドスピーカーを設置している。舞台挨拶や特別上映会などのイベントでは、映画上映にスムーズに移行できるよう舞台機構、舞台照明設備を計画している。また、仮設ステージを撤去することで、舞台から中通路までを一体利用することができ、小規模な演劇や朗読劇等の上演にも対応できるホールとしている。