よしもと福岡 大和証券 / CONNECT 劇場は、福岡 PayPayドームの横に開業した複合エンタテインメント施設である BOSS E・ZO FUKUOKA の7階にある。吉本興業の常設劇場であり、 様々なエンタテインメント体験ができるよう計画された。 549人(着席で501席)の客席規模は、なんばグランド花月 (946人)、祇園花月 (557人) に次いで吉本興業では3番目に大きな常設劇場となっている。
弊社は施主側のコンサルタントとして、設計・施工の監修を行った。 ビルインタイプの中劇場としては珍しく、プロセニアム形式でフライズや舞台袖を確保している。また、客席前部は平土間に可動席、後部は段床に固定椅子とし、客席前部を平土間に することで、舞台を張り出す演出やeスポーツなど、 様々なエンタテインメントが実現できる。また、壁面はプロジェクション等が可能なようにシンプルな色彩と意匠とした。また、客席上部のキャットウォークはプロサスライト、フロントサイドライト、シーリングライトの投光スペースであるが、四角く一体で繋がる構成としており、舞台美術等 を吊る場合の荷重にも配慮して頑丈なつくりとした。また、客席の安全面の充実や楽屋に特別室を設置するなど、よしもとの劇場としての特徴も実現されている。