実績紹介 施設一覧

桐朋学園宗次ホール

TOHO GAKUEN MUNETSUGU HALL

桐朋学園宗次ホール
ホール全体内観。 ホール内の仕上げ材にも CLT を使用しており、空間全体が木に包み込まれる。
桐朋学園宗次ホール
基本設計時には、ホールの舞台サイズを検証するため、 実際に学生の練習教室へ赴いて実測調査を実施。
桐朋学園宗次ホール
配置計画図面 (部分)。実測調査の結果より図面化し、設計与件として 計画へ反映。
桐朋学園宗次ホール
舞台上部にはスクリーンと看板バトンが設置され ている。
桐朋学園宗次ホール
2階バルコニー席後方の上部にテクニカル用の 肘掛けがはね上げ式の客席。ギャラリーを設置。
桐朋学園宗次ホール
肘掛けはね上げ式の客席。
桐朋学園宗次ホール
客席側を見たホール内観。
桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール
桐朋学園宗次ホール
多くの芸術家を輩出している桐朋学園に、CLT (直交集成板) パネルを採用した世界初の音楽ホール・ 桐朋学園宗次ホールが開館した。設計者は建物全体を巨大な木の楽器として設計することに挑戦し、 外装材のみならず、ホールの内装材反射板にもCLTが用いられている。  弊社は主に設計時における設計者のサポート役として参画した。客席は最大234席、 舞台サイズはフルオーケストラが演奏できる広さが確保されている。サイズの検討にあたっては、 実際に学生の練習の場に赴き、 実測調査を行って必要な寸法を検証した。  このホールは学生だけの場ではなく、 若い音楽家の将来の活躍のための場としても無償で提供していくことを学園として提唱している。また、子どもへの音楽教育にも 力を入れていることから、子どもが見学できるよう2階に歩廊を設置しているほか、客席椅子の肘掛けをはね上げ式にし、大人2席のスペースに大人1人+子ども2~3人が掛けられる工夫を施している。舞台設備には音楽ホールでありながらも多様な演出 が可能な照明や、講演会が開催可能なスクリーン・バトン等の機構も導入した。