ひらしん平塚文化芸術ホールは、様々な文化芸術に触れ、多くの交流が生まれるにぎわい拠点として整備された。隣接する見附台公園と一体的に、様々な世代の市民の日常的な居場所となり、まち全体ににぎわいをもたらすことを目指している。
この事業は見附台周辺地区整備・管理運営事業として、設計・建設・運営に民間の活力を導入し実現した。弊社は建設段階では設計コンサルティングを行い、開館後の現在も、指定管理者の一員としてホール主催事業の企画制作・イベント運営などを担っている。
大ホールは3層構成の1,200席の固定席であり、客席空間をコンパクトにまとめ、視線等の鑑賞環境に優れた計画としている。さらに、クラシック音楽にも優れた建築音響をもちながら、プロセニアム形式としても多様な演目に対応している。
平土間の多目的ホールやガラス張りの文化芸術支援室は、吹き抜けのエントランスロビーを囲むように配置され、施設に訪れると活動の様子が感じられる。
また、多目的ホールは長手方向の側壁が公園側にも開放でき、公園との一体利用が可能である。