実績紹介 施設一覧

鹿島市民文化ホール SAKURAS

SAKURAS Kashima Civic Culture Hall

鹿島市民文化ホール SAKURAS
シューボックス形式。フライタワーの設置はなく、舞台上部にすのこが露出している。客席上部のトップライトより自然光を取り入れることができる。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
客席全景。上手側にもみあげ席が設置され、 舞台と客席を連続させている。舞台を取り囲むようにポディウム席も設置されている。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
スライディングウォールを開放することで、ホールに隣接する交流ラウンジを舞台袖として拡張することが可能。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
ホールの利用がない時には、舞台と交流ラウンジを開放し、共用空間としても利用できる。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
ホワイエにも演出用の固定バトンを設置。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
交流ラウンジに演出用の固定バトンを設置した。 照明などの機材取り付けが可能な設えとした。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
有明海を望む敷地。既存の生涯学習センターが隣接しており、機能連携を図っている。
鹿島市民文化ホール SAKURAS
鹿島市民文化ホール SAKURAS
鹿島市民文化ホール SAKURAS
鹿島市民文化ホール SAKURAS
鹿島市民文化ホール SAKURAS
鹿島市民文化ホール SAKURAS
鹿島市民文化ホール SAKURAS
 鹿島市民文化ホールは、旧市民会館が立地していた場所にホールの機能を継承し、民俗資料館を集約するというプロジェクトにより誕生した。  弊社は設計プロポーザル提案時より設計者のもと参画した。また、鹿島市の委託を受け、備品選定業務を行った。  プロポーザルの時より、延床面積の上限が限られていたため、1 つの諸室を様々な用途で使える「重ね使い」を推奨し、限られた空間の中でも日常・非日常いずれにも対応できる、諸室や共用部のあり方を提案した。ホールに隣接する交流ラウンジを、舞台・客席それぞれの拡張空間として位置づけ、固定バトンや設備インフラを備えることで、単独での利用も可能とした。さらに、ホール利用がある日/全館を使う日/利用がない日といった様々な利用パターンを想定し、空間の使い方やゾーニングなど運用ルールについても検討を行った。  ホールはシューボックス型を基本として、脱着式の幕でプロセニアムアーチを形成することも可能とした。また、市民の発表会利用を想定し、バックヤードエリアから客席までの動線に留意した。片側もみあげ形式を採用した客席も特徴的で、演者・観客双方の顔を持つ市民のためのホールとなっている。