実績紹介 施設一覧

阿久根市民交流センター 風テラスあくね

AKUNE Citizen Centre

阿久根市民交流センター 風テラスあくね
客席は上手側に片もみ上げの客席、下手側は開放してホワイエと一体利用が可能。
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
コンサートホール仕様 (基本形状)。舞台と客席が一体となった劇場空間。
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
 劇場仕様。  開口部をすべて閉じ、幕をセットしてプロセニアム形式に転換する。
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
舞台の周りにも客席がありコンサート利用時には舞台を観客が取り囲むことができる。
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
客席から舞台に向けて傾斜する天井は、躯体そのものが音響反射面として活用されている。
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
下手側ホワイエはガラス張りで将来工事の図書館からホールの中をのぞくことができる計画。
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
阿久根市民交流センター 風テラスあくね
 阿久根市は、鹿児島県北西部の海沿いに位置する人口約2万人のまちである。 市民交流センターは、老朽化した市民会館の代替施設で、541席のホールと5室の交流室 などで構成されている。ホールの配置は、通常とは逆にロビー側に舞台を配置し、下手側の舞台脇に設けた客席動線に可変性を持たせることにより、特殊な舞台形式や特別な客席の設置など、さまざまな劇空間の構成を可能にしている。それに呼応し、客席は非対称で、渦巻きのように立体的に空間を包み込んでいる。ホールの内装は躯体そのものであり、音の響きを配慮したワンボックス型の大空間としている。その構造体の中に幕類やスポットライトなど、劇場利用のための装置が組み込まれている。日常的な利用促進のために、積極的に外光を採り入れ、外部や図書館から活動の様子がのぞき込めるようにしている。ここにしかない個性を持つ施設の計画を進めるにあたっては、何度も市民ワークショップを開催し、模型を使った丁寧な説明を行い、合意形成を図った。あわせて、管理運営計画策定支援も行い、ホール機能を最大限発揮できるように、開館後の管理運営方法の検討についても協力を行っている。